近年多くの医療機関で見かけられる時短勤務ですが、通常よりも短い時間で仕事に携わることが可能です。限られた時間でしか働くことができない女性にとって、魅力的な働き方になるでしょう。特に育児をしなければならない、もしくはブランクがある看護師は無理なく働くことができるため、時短勤務を選択するケースが多いです。
時短勤務を設けている医療機関が増えている要因として、それだけ人材が不足していることが関係しています。少しでも人材を確保するため、一時的に仕事から離れていた看護師が働きやすいように、時短勤務が採用されているのです。
注意点としては、時短勤務のため通常勤務をしている看護師と比較して得られる給与が少ないことでしょう。どうしても働く時間が短いため、このように給与部分に差が発生しやすくなっています。
さらに時短勤務は、限られた時間の中で仕事をしなければならず、同僚から信頼を得るのに時間がかかることが否めません。優秀な人材であれば、短い時間でも効率よくアピールができるので、良好な人間関係を築きやすいでしょう。しかしそうではない場合、勤務時間が短いゆえに人間関係を良好に保てなかったり、アピール不足になりやすいのが現状です。職場に慣れるのも遅くなるため、本来のパフォーマンスを発揮するのに時間がかかります。
それでも、看護師にとって魅力的な働き方の1つになっているだけではなく、医療機関によっては導入することで慢性的な人材不足を改善できているケースも存在しているのです。